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    売買手数料とスプレッド

    売買手数料とスプレッドの関係

    売買手数料

    片道1000円を超える企業もあれば、往復無料という企業もあります。この違いはどういった理由からでしょうか。 私たちサービスの利用者からみた場合、売買に手数料がかかるとするならば、なるべく取引を控えたいと思うのはごく自然なことといえます。でも、選ぶならば往復無料のほかにないと考えるのは少し早計です。1日のうちに頻繁に取引を繰り返すのならば、手数料が無料のところが有利でしょう。もし、数週間から数ヶ月かけてゆっくりと値動きを追っていこうと考えるならば、たとえ売買手数料が必要な会社でも検討の候補に加えてみてください。売買手数料を徴収する口座の特徴を比べていただけるとよく判りますが、その多くは中長期スパンでのトレードの利便性、つまりスワップポイントをアピールしていることが多くあります。安定かつ継続した取引をしていただけるお客様に対して、売買手数料を徴収しながらも、利用し続けることへのサービスを強く押し出しています。 売買手数料は、売買1回ごとに決まった料金を払う場合や、取引する通貨単位に応じた料金など企業により変わります。サービス内容の説明や約款で確認をしましょう。 超短期のデイトレード専用口座とサービスを分けている企業も多くありますので、トレードスタイルにあわせて、売買手数料を検討するべきといえます。

    スプレッド

    FX(外国為替証拠金取引)で、取引を行う上で覚えておかなければならない言葉が、「売値」と「買値」。売値を「Bid(ビッド)」、買値を「Ask(アスク)」とも呼びます。

    例では、買値が95円74銭、売値が95円76銭、その差は2銭。この2銭の差をスプレッドと呼びます。売買手数料が無料だったとして、95円74銭で買った場合、2銭値上がった95円76銭でプラスマイナスゼロです。95円76銭より高くなって利益が生まれます。では、そのスプレッドが50銭だったならばどうなるでしょうか。同じく95円74銭で買ったとして、50銭あがった96円24銭でプラスマイナスゼロです。スプレッドが大きいとそれだけ儲けを出すことが大変になります。つまり、スプレッドは小さいほど取引に有利です。 ちなみに銀行で外貨に交換するときも同じような仕組みです。銀行では毎日朝決定される仲値をもとに買値と売値が提示されています。仲値が95円74銭だったとしたら、銀行では買値(TTS)が96円74銭、売値(TTB)が94円74銭と、仲値を挟んで1円ずつ、スプレッドにして2円という提示がされています。FX(外国為替証拠金取引)のスプレッドがいかに有利かわかります。デイトレードなど頻繁に取引をしたいと考える方にとっては、とても重要なポイントになります。

    近年、FX(外国為替証拠金取引)業者各社は、売買手数料やスプレッドなどの取引コストを引き下げて、熾烈な顧客獲得競争を行っています。これからFX業者に口座を開設しようという方にとって非常に歓迎すべき状況にあります。